サムスン、Z Fold 7 & Z Flip 7を発表:薄型で軽量、AI搭載の折りたたみスマートフォン
サムスンは最新世代の折りたたみスマートフォンGalaxy Z Fold 7、Z Flip 7、より手頃な価格のZ Flip 7 FEをUnpackedイベントで発表しました。

Galaxy Z Fold 7は折りたたみ時の厚さがわずか8.9 mm、広げると4.2 mmと先代よりも薄く軽量化されており、重量は約215 gです。画面サイズも拡大され、カバーは6.5インチ、内側は8インチでミニタブレットのような感覚を与えます。
Snapdragon 8 Elite for Galaxyを搭載し、Android 16ベースのOne UI 8のAIエコシステムをサポートしています。メインセンサーは200 MPで、Galaxy S25 Ultraに似ており、超広角および望遠カメラも備えています。
Z Flip 7は4.1インチの追加ディスプレイを搭載し、スマホを開かずに操作可能です。バッテリーは4300 mAhに増量され、Samsung DeXやGemini Assistantもサポートしています。
FEバージョンはより低価格の899ドル、RAM 12 GB、ストレージ128 GBで提供されます。サムスンはGoogle Geminiを組み込んだGalaxy AI機能を強調し、Now Brief、Gemini Live、ゲーム中のCircle to Searchなどの機能を含んでいます。この動きは、モバイルデバイスを通じてAIハブを強化するサムスンの戦略を示しています。
アップルは2026年に折りたたみiPhoneを発売予定と見られていますが、噂ではサムスンと共に開発したインセルタッチの革新的なOLEDパネルや7.8インチの内側ディスプレイを備えていると伝えられています。
しかし現時点で、サムスンは成熟し薄型で軽量かつ高度なAIを搭載するモデルで市場をリードしており、アップルのような従来の競合他社が追いつく必要性を強く示しています。
価格と発売状況は、Z Fold 7が1999ドルから、Z Flip 7が1099ドル、Z Flip 7 FEが約899ドルで、すべてのスマートフォンはイベントで予約注文開始、2025年7月25日から発売予定です。
サムスンは折りたたみ主流デバイスにおける先駆者としての地位を明確にし、デザイン、AI性能、価格のバランスを取っています。一方で、アップルにとっては、革新的かつ完成度の高いディスプレイ、AI、エコシステムを備えた折りたたみ端末を提供するという課題となっています。